閑古鳥が鳴くスナック

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不景気のあおりを受けて廃業する飲食店が後を絶たない。今回は事例を出して検証してみたい。札幌の繁華街ススキノにあるスナックの事例。この店は特に特徴は何もない。カウンターが4〜5席、ボックスが2つでカラオケも歌える。ママがざっくばらんな性格で明るいママのいるスナックである。自分も何度か行き、仲間も連れて行った事がある。

前述したとおり平凡なスナック。特徴は明るいママ。しかしそのママには致命的な欠陥があるのだ。
口が軽いし悪口を言うママなのだ。酒場の会話を言いふらすのである。一見明るくて良い人に見えるが酔って言ったグチの類を心の中にしまっておけない。お客さんからしてみれば大事な商談などとてもではないが出来ないのである。最近どうも客足が落ちているようである。
確かにススキノは人通りが少ないが満席で入れない店もあるのである。

貧すれば鈍すと言う言葉があるが、一緒に行った仲間で、その後単独で行っている人からも評判が悪い。
その評判とは「プチボッタ」しているんだもの。要は千円単位でお会計を誤魔化すと気が付かれるが数百円お会計を上乗せするのである。実際にやっているかどうかは分からないが、流行っていないと聞いているのでやりかねないなと思った。

多分ママは不況のせいだと思っているだろう。しかし違うのである。ママそのものが業績不振の原因なのである。

スナックを繁盛させるのは、おもてなしの心。これ以外にないのである。私が開店以来6年間通っている店がある。この店は準会員制であるから誰もかれも入れない。来たお客さんを断る事もあると言う事だ。ましてや、この店は繁華街から少し外れた場所にある。常連さんを大事にするためにしている事なのである。私は接待や会合などで気を遣う飲み会の帰りには必ずこの店に立ち寄り「ホッとして」から家に帰る。

商売の原点だがお客さんを大切にする。店の内装やチャームなど関係無いのである。珍しいお酒も必要無い。

飲食店の場合なら食べ物がウマイ、これ以外に必要なものは一切ない。

うなくいかない店ほど、これ以外の事に神経とお金を使う。

広告はこれが出来てから次の段階の話である。

 

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