●最終章:波乱の入社テスト
第1話 コンサルタントではなく美容師になりたかった
http://tk39.com/loots1/
第2話 美容師を目指していたはずが・・
http://tk39.com/loots2/
大学進学から、就職先に広告代理店を選んだ話をしました。
紆余曲折を経て第一志望は
ピーアールセンターと言う会社になったのです。
しかし、もう一波乱があったのです。
ここから前回の続きになります。
その当時、学生の人気業種は銀行、電力、新聞社etcでしたが
業界くんなどと呼ばれ、広告業界も人気でした。
ピーアールセンターの場合で、
会社案内請求が700件!求人数は5人・・・
求人数、5人ですよ!
私は陸上競技を続けたいと言う理由だけで大学に行ったので、
勉強の成績はサ・イ・ア・クでした。
今でも、単位が足りなくて卒業できない夢を見るほどです。
筆記試験と論文と面接が1次試験でした。
四文字熟語など就職対策の問題集を買って
それなりに勉強して臨んだのですが、問題を見てビックリ。
今の総理大臣の名前をフルネームで漢字で書け
(正解:中曽根康弘)とか、
夏の甲子園の始球式を投げたのは?
(書けなかった)
左に、ルイヴィトン、ダンヒルなどブランド名の群、
右に、紳士用ネクタイとか婦人用香水など商品群
を線で結べとか
勉強した事以外の事ばかり・・・・・・オーマイガー!
動揺しつつ論文を書き(動揺しながら書いたので中身忘れた)
面接は集団面接で、
なぜ広告業界に入りたいと思ったのか?
学生時代は何をしていたのか?等など聞かれました。
広告業界を目指した理由では五番館の名前は伏せて言ったはず。
学生時代の事は
陸上競技部でキャプテンとして組織改革を行った事を言いました。
*当時緊張していたのと
30年以上前(昭和63年)の事なので記憶がマダラです。
筆記試験で打ちのめされて、
面接では役員から鋭い突っ込みを入れられて
スゴスゴ帰り道につきました・・・( ;∀;)
家に着くと既に電話が入っていて
「明日、もう1回会社に来るように」との事。
何だろうな??と思いながら会社に着くと、
いきなり今日は役員面接だと言われました。
「聞いてないよ~そんなの!」*心の声です。
10人くらいの学生が呼ばれていて、順番に役員室に呼ばれます。
しつこいくらいに
「ウチが第一志望なのか」
「憧れだけで広告の仕事をしたいのではないのか」
容赦ない質問攻めにあいました。
あ~ダメだったかも・・これは不採用になったな・・
と思っていると、数日後に「採用通知」が来てビックリ!
こうして晴れて広告業界の一員となったのでした。
長い話につき合ってくれて感謝です。